腹式呼吸のチカラ

今日は寒いですね。

今は二十四節気でいう「雨水」の期間にあたり、雪が雨に変わり、春に向かっていく節目とされておりますので、徐々に、確実に春は近づいてきております。

春は自律神経のバランスが乱れやすい時期です。
今日は手軽な方法で自律神経のバランスを整える方法をお教えしましょう。

 それは「腹式呼吸」です。

普段、私たちのからだは副交感神経と交感神経がバランスをとりながら、呼吸、消化、発汗、体温などの働きを調節していて、私たちが意識してこれらの働きを調整することはできません。

ところが、呼吸だけは意識的に行うことができます。私たちは普段、無意識に呼吸をしていますが、意識して呼吸することもできます。

意識的に呼吸することで、自律神経にアプローチすることが可能なのです。つまり、呼吸法によって副交感神経と交感神経のバランスをコントロールできるのです。

呼気(息を吐くとき)は副交感神経が、吸気(息を吸うとき)は交感神経が活発に働きます。

「ゆっくりと息を吐く」ことで副交感神経が優位になり、からだはリラックス状態になるのです。

現代人は、仕事や家事、人間関係などの悩み事で交感神経が過緊張になりやすい環境で暮らしていますが、腹式呼吸で副交感神経を優位にして、自律神経のバランスをとることができるのです。

「腹式呼吸」のやり方は簡単です。姿勢を正して、鼻から息を吸い、ゆっくりと口から吐き出す。これだけです。

毎日5分~10分の呼吸法ですので、TVでも見ながら気軽にやってみてはいかがでしょうか ?

腹式呼吸