本店局内勉強会②

こんにちは!本店、登録販売者の河野です^^

先日、薬剤師さんと一緒に日東メディック株式会社のMRさんをお招きして『アデノウイルスによる感染性角結膜炎』についての勉強会がありました。

勉強会の様子

~主な症状~

非常に感染力のつよいウイルスによる結膜炎で、別名「はやり目)とも呼ばれ、夏季に流行します。潜伏期間は1~2週間で、おもな症状は、結膜充血・浮腫(水ぶくれ)目やに、まぶたの腫れ、まぶた内側のぶつぶつ、小出血点(まぶたの縁の点状の出血)、耳前リンパ節の腫れなどが現れますが、初期には目の異物感などがみられる場合があります。

症状の一例画像

~主な感染経路~

患者さんが目を触った手指にウイルスが付着し、その手が触れた場所にウイルスが付着します。その場所をまた別の人が触れ、その手で目を触るなどして感染が広がります。

流行性角結膜炎は学校保健安全法で学校感染症に指定されている為、感染のおそれがなくなるまで、一定期間、登園・登校しないようにしないといけません。また成人の方も、他の人への感染を防ぐために職種によっては休業・自宅待機することが推奨されています

~感染源~

・患者さんの手指

・寝具

・タオルやハンカチ

・お風呂

・目薬の使いまわし

・目やにや涙を拭ったティッシュペーパー

・プール

などになります。

~感染する前に、予防が一番大切!!~

残念ながら、今のところアデノウイルスに効く特効薬はありません。また、ワクチンも、今、一般に使われているものはありません。ですので感染したら、症状にあわせてこれを軽減する対症療法が中心となります。 必要に応じて、抗生物質やステロイドが用いられることがありますが、これとて決め手となる治療ではありません。

一番有効な予防は、「患者さんとその周囲の人がよく手を洗う!!」こと。とくに感染源に触れた後や、目に触れる前。

また、感染源を意識し消毒する場合はアデノウイルスに有効なものを使う。

アルコール(80%で10分以上~)、ポピドン(0.2~5%で3分以上)次亜塩素酸(0.05%で0.1~15秒)など。ただし、消毒する場所や物によってはそれぞれ濃度も時間も違うため、なかなか難しいです。

感染しないために手洗いはもちろんですが、免疫が落ちている人もかかりやすいため、日頃から免疫力を維持することが重要にもなります。

バランスの良い食事、睡眠、適度な運動を心がけ、ストレスをなるべく溜め込まないように発散し、生活習慣を整えることがまず重要ではないかと思います。

学校、職場、家庭内で、感染性角結膜炎(はやり目)に感染した人がでたら、上記のことに気をつけてくださいね^^詳しい予防法など、わからない事がございましたら、いつでも山田衛生堂にご相談下さいませ^^