こんにちは!登録販売者の河野です。
今回は、大塚製薬の方より、『逆流性食道炎』とその
お薬についての勉強会がありました。
『逆流性食道炎』は、 胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や
胃液そのものが食道に逆流する病気です。
胃液は強い酸性のため、食道に逆流すると、食道の粘膜を
刺激して食道の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりします。
主な原因は、 食道と胃のつなぎ目にある「下部食道括約筋」
という筋肉の機能低下や、胃酸が増え過ぎることによって
起こります。
この筋肉の機能低下は加齢によるものが多いですが、
最近では、若者にも増えており、脂っこい食事が多い方や
慢性的な便秘の方が『逆流性食道炎』を起こしやすいと言う
事がわかっています。
~どんな症状が起こるのか、『逆流性食道炎』チェック~
□胸焼けがある
□ ゲップが多い
□ 飲みこむときに、つかえる感じがする
□ 酸っぱいものや苦いものがこみ上げてくる
□ 少しの食事でお腹いっぱいになる
□ 食後に胃がムカムカする
□ 喉がイガイガする
どれか一つでも当てはまる方はお近くの病院または相談薬局にぜひご相談下さい^^
また、この『逆流性食道炎』には、自覚症状が必ずしも
ある訳ではなく、まったく無症状でも重度の『逆流性食
道炎』だったという事もあるそうです。
解熱鎮痛剤の「NSAIDs」をよく服用されている方は、胃酸
から粘膜を保護する物質が阻害されやすく、さらに胃酸が
分泌されやすかったりする為、粘膜障害がおこりやすい
です。また、背中が曲がった円背(えんぱい)の方も
胃酸などが逆流しやすくなるため、症状がなくても
注意が必要です。
治療には「薬物療法」、「手術療法」、「生活習慣の改善」
などその人に合わせた治療法が選ばれます。
つらい症状のある方は我慢せずにお近くの 胃腸科、内科、
消化器科を受診 する事をおすすめします。
山田衛生堂にも、今のつらい症状を楽にするお薬から、原因
の改善につながる養生法までトータルであなたの身体の
サポートをさせて頂きますので、いつでもご相談お待ちして
おります。