先日、和泉市の『葉菜の森』という農産物直売所に行ってきました。
旬の地場産の野菜がとてもお安く買えるのでよく買い物に行くのです。
今の時期、入り口は『たけのこ』で埋め尽くされています。
私達の家族もたけのこを買って帰りましてたけのこづくしの晩御飯をいただきました。
筍ごはん、筍とわかめの煮物、筍天ぷら、筍の吸い物・・・おいしかったです!
少し食べ過ぎちゃいました。
ところで、ご飯を食べたあとに極端に眠くなって起きていられなくなるということは無いですか?
もしかすると米やパンなどの炭水化物が原因かもしれません。
最近では炭水化物ダイエットなどの影響で、白米などの食べ過ぎが体に与える影響についても認知されてきています。
炭水化物が体に与える影響の根本にあるのは、血糖値の上昇です。
「食後に眠くなるのは血液が消化器官に集まるせいで脳の血流が低下するため」なのですが、
あまりに極端に眠くなってしまう場合は消化のためではないかもしれません。
食後にあまりに眠くなりすぎる場合は、炭水化物を摂ったことで上昇した血糖値を
下げようとする体の働きによって眠くなっているのです。
極端な眠気は血糖値の低下によるものなのです。
炭水化物を食べたのに血糖値が下がって眠くなる、ということに違和感を感じるかも知れません。
確かに炭水化物は糖に分解され、体の活動を支える重要なエネルギー源です。
特にブドウ糖だけをエネルギー栄養素としている脳は、
全体のブドウ糖消費量の内46%も消費されていると言われています。
ここだけ見れば、炭水化物を食べれば血糖値が上がるはずなのになぜそれで血糖値が下がるのか?
と疑問に思いませんか?
炭水化物も適度に食事に取り込むのであれば良い食生活と言えますが、
摂り過ぎると逆に血糖値が上がりすぎてしまうのです。
上がりすぎた血糖値は当たり前ですが下げなければなりません。
そこで出てくるのが『インシュリン』です。
『インシュリン』とは体内で分泌されるホルモンで、
血糖値をコントロールする役割があります。
インシュリンの役割とは血糖値を下げることです。
炭水化物の多い食事をとって眠くなるのは、
食後に上がり過ぎた血糖値を下げるため
インシュリンが過剰に分泌されて血糖値が下がり、
脳の活動に必要な『ぶどう糖』の供給量が低下することが原因です。
つまり食後に眠くなってしまうのは炭水化物で上がった血糖値に反応した体が
インシュリンを出して下げようとするからなのです。
もし食後にすぐ眠くなってしまう方は一度食事の炭水化物の量を見なおしてみると良いかも知れません。
お米を食べ過ぎない、パンや麺を食べ過ぎないことは
ダイエットにもとても有効です。
『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』です。
体にとって必要な栄養素である炭水化物も摂りすぎてしまっては、かえって体を害するものになってしまいます。
すべての栄養素がバランスよく取れるように工夫してみてください。