こんにちは!登録販売者の河野です^^
今回は、健栄製薬さんによる『感染症の対策』についての
勉強会がありました。3店舗合同での開催で、約20名
近くが参加し、普段顔を合わせることがないスタッフも
集まって盛り上がりました^^
これからの季節、流行が心配されるのが『インフルエンザ』
です。今年9月、早くも京都府の学校でインフルエンザ感染
による学級閉鎖があり、早めの感染予防が重要になって
きています。
感染対策の考え方には、感染の有無に関わらず全ての患者様
に行うとされる①『スタンダードプリコーション(標準
予防策)』と、必要に応じて行う②『感染経路別予防策』と
あります。
①では、血液や体液、排泄物、傷のある皮膚や粘膜などに
存在している病原体に対して行う予防策で、主に手洗いや
手袋やゴーグル、エプロンなどの着用をして行います。
そして、『インフルエンザの感染対策』に対し重要になる
のが、②感染経路別予防策の中の
「飛沫予防策」と「接触予防策」になります。
インフルエンザの感染の多くは、“手”を介して感染します。
手からの接触性感染の対策には、
こまめに手指消毒(手洗い)を行い、手に付着した
ウイルスを殺滅するのが最大の予防策です。
また、接触頻度の高い
ドアノブ、電灯のスイッチ、水道の蛇口などといった
環境にもウイルスが付着しやすく、また付着してから
24~48時間はウイルスによっては生存している
とされており、そういった環境の消毒も必要になります。
~正しい手洗いのやり方~
手を洗う前に大切なポイントがあります。それは
“手荒れをおこしていないかどうか”
手荒れを起こしている箇所は、病原体の感染源となりやす
いため、健常皮膚に比べてなんと
100倍~1000倍付着数が増えます(泣)
感染を防ぐためにはまず、手荒れの対策をする必要が
あるんですね!!
あと、石鹸で手を洗うときのポイントがあります。
みなさん、手を洗うときはどれくらいの時間をかけて
あらっていますか?実は、しっかり病原体を洗い落とす
ためには、最低でも30秒かけて洗う必要があります。
また、洗った後はしっかり水分を残さず拭き取る事です。
これはアルコールで消毒する時もそうで、水分が残っている
と、アルコールの%が変わり、殺菌効果が弱まってしまい
ます。アルコールで消毒する場合は、20秒かけて
手にかけたアルコールが乾燥するまでしっかりすり込み
ましょう^^
洗い方の手順では、特に爪のすき間や、指と指の間に
病原体が残りやすいため、注意して洗いましょう。
『感染予防は手洗いから始まる』
と言われるほど、手洗いは感染防止対策上、最も基本的
かつ重要な対策です。
手指には多くの病原微生物が付着し、次々と患者に
伝播して感染を引き起こします。
私たち医療従事者は、正しい手洗い手技を日頃から
練習して週間とし、実施する事が大切であると改めて
確認させてもらいました。
皆様もぜひ日頃から、手洗い方法を意識して実践してみて
下さい^^